2011年01月07日

資産としての知識労働者

資産の保全こそ
マネジメントの責務である。


 知識労働者は生産手段を所有する。それは頭のなかにあり、持ち運びができる膨大な資本財である。
 知識労働者は、生産手段を所有するがゆえに自由に移動する。肉体労働者は、仕事が彼らを必要とする以上に仕事を必要とした。もちろんあらゆる知識労働者について、彼らが組織を必要とする以上に組織が彼らを必要とするわけではない。しかし彼らの多くは、組織との間に、お互いを必要とするという共生関係にある。
 組織に寄託された資産の保全こそマネジメントの責務である。このことは、知識労働者のもつ知識が資産となり、しかも、それがますます主要な資産となりつつある今日、何を意味するだろうか。人事管理上、いかなる意味をもつか。最高の知識労働者を惹きつけ留まってもらうには何が必要か。彼らの生産性を高め、組織の業績に結びつけるには何が必要か。
(『明日を支配するもの』)

ACTION POINT
最高の資産として処遇することによって、
最高の知識労働者を惹きつけ留まらせることに努めてください。


続けてきたかいがあったなぁ、と今回感じました。
最高の資産の処遇というのがお金のことではない、と思い出せた、
それだけなんですけど。

P.F.ドラッカー (著),Joseph A,Maciariello(編),上田 惇生 (訳)
出版社: ダイヤモンド社 (2005/12) 

 『組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する。
  すなわちミッションがある。目的があり、存在理由がある』

・われわれのミッションは何か? 
・われわれの顧客は誰か? 
・顧客にとっての価値は何か? 
・われわれにとっての成果は何か? 
・われわれの計画は何か?


<もうひとこと>
社員の仕事ぶりと給料
社長という人種は、社員に低い給料しか
与えていないのに、社員の能力に
過大な期待を持ちすぎるものである。

『一倉定の経営心得』

「論語」一日一言
子曰わく、 弟子、入りては則ち孝、出でては則ち弟、 謹しみて信、 汎く衆を愛して仁に親しみ、行ないて余力あれば、則ち以て文を学べ。

(「論語」一日一言 己を修め、人を治める道)



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この記事へのコメント
ふくくる君、

年賀状ありがとうございました。

スミマセン。年末は何かとバタバタで年賀状を送る事ができませんでした(-_-i)

この場でのお礼、ご了承くだされ。


旧年中は大変お世話になりました。
そしてまた、お疲れ様でした。

残りわずかの任期、お互い頑張りましょうね。

どうぞ今年もよろしくお願いします。
Posted by じぞ~ at 2011年01月08日 12:31
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