2010年11月16日

組織構造の適切さ

自然発生的に生ずるものは
混乱、摩擦、不手際だけである。


 一世紀前のマネジメントの先駆者たちは正しかった。たしかに組織には構造が必要である。しかし彼らが、組織の正しい構造は一つであるとしたことは間違いだった。マネジメントは、正しい構造を追求する代わりに、仕事に合った構造を探し、つくり、確認していかなければならない。
 組織構造にはいくつかの守るべき原則がある。第一に、組織は透明でなければならない。誰もが自らの働く組織の構造を知り、理解できなければならない。第二に、最終的な決定権をもつ者がいなければならない。第三に、権限には責任がともなわなければならない。第四に、誰にとっても上司は一人でなければならない。
 これらの原則は建築基準に似ている。いかなる建物を建てるべきかは教えない。制約条件しか教えない。
(『マネジメント-課題・責任・実践』『明日を支配するもの』)

ACTION POINT
あなたの組織構造は透明でしょうか。
決定権の所在は明らかでしょうか。権限には責任がともなっているでしょうか。
誰もが上司は一人だけでしょうか。


ほんとうにシンプルに、「原則」を表現しますね。

P.F.ドラッカー (著),Joseph A,Maciariello(編),上田 惇生 (訳)
出版社: ダイヤモンド社 (2005/12) 

 『組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する。
  すなわちミッションがある。目的があり、存在理由がある』

・われわれのミッションは何か? 
・われわれの顧客は誰か? 
・顧客にとっての価値は何か? 
・われわれにとっての成果は何か? 
・われわれの計画は何か?


<もうひとこと>
事業経営は戦い
事業は学問でもなければ理論でもない。
事業の存続を実現する戦いなのである。

『一倉定の経営心得』

「論語」一日一言
孔子曰わく、君子に三戒有り。
少き時は血気未だ定まらず、
之を戒むること色に在り。
其の壮んなるに及んで血気方に剛なり、
之を戒むること闘に在り。
其の老ゆるに及んでは血気既に衰う、
之を戒むること有るに在り。




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この記事へのコメント
ども
読谷のじぞ~っす。

去った6・7日の「よみたん祭り」に
足元の悪い中、ご来店頂きまして
誠にありがとうございます。

「読谷地産地消」の山羊汁はいかがでしたか?
翌日、体に異変はございませんでしたでしょうか?
ウチの部長は微妙に異変が・・・


祭り終了時に「建築士会」を覗きましたら
今年も宴は盛んだったようですね。

空き瓶が物語ってました(笑)


お礼遅れましてスミマセン。

失礼かとは思いましたが、ひとまず
ブログにてお礼とさせて頂きます。

ありがとうございました!
Posted by じぞ~ at 2010年11月16日 17:30
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